2016/03/21 10:16


混雑した車内で、周囲の人とギュウギュウになってしまうのは、
仕方がない面はあります。

痴漢被害で困るのは、混雑した車内で、
相手が痴漢なのかどうか分からないときです。

混んでいるから、仕方がないなぁ……
って思っていたら、手がモゾモゾ動きだして「ヤバイ!」と気づく。

そんなケースは、とても多いです。

このような時に、痴漢かどうか判断するために様子をみていると、
その手が、次第に図々しい動きをするようになります。

私の経験では、痴漢加害者は、
・軽くタッチして様子をうかがう
・大丈夫そうなら、もう少し・・・
・嫌がるそぶりがなければ、もっと触っても大丈夫

と、勝手なことを考える傾向があります。

だから、早めに「イヤ!」という態度を相手に示すことが重要です。

だけど、ぶつかっているだけかも? ぐらいのときに、
「やめて!」「痴漢です!」と大声をだすと、
十中八九、相手は逆切れしたり言い逃れをしてきます。

まずは無言で、痴漢を仕掛けてきた相手に、
「私はイヤがっている!」を示しましょう。

具体的には、
・その人から離れる
・肘で相手を押す
・手を払う
・体を捻って避ける
・相手をにらみつける

といったことが考えられます。

加害者から離れることが可能なら、それが一番いい!

それができないときは、
無理矢理でも体を動かして、“避ける意思”を示しましょう。

この時、できる限り大きなアクションを取るようにしてみて。
周囲の人にも、あなたがイヤな思いをしていることが伝わるように。

万が一、加害者がもっと酷いことをしてきたときに、
あなたが被害にあって、イヤがっていたと証言してもらえるかもしれません。

痴漢行為に限らず、イヤなことをされたら、
毅然として「NO!」 という態度を示しましょう。